窓のない建物ってなにがるだろう

ie_mado
ネットサーフィンをしていたら、窓ばかりの家、窓の多い建物の写真ばかり集めたサイトがあった。それは奇妙だったり、大変お洒落で解放的に見えたり様々だが、その反対で、窓のない建物というのも結構あったりするのだろうか。こんなことを考えるのも、私が引きこもり人間だからだ。今もどこに出かけるでもなくネットサーフィンをしていて、必要最低限は外に出ない。自分1人が生きていけるだけの収入はなんとか自宅内で稼げるから、極力外出はしないのだ。そして家ではどこのドアも窓も鍵を閉め、窓ガラスには厚いカーテンを引き、外部から見られないようにしている。当然窓ガラスには近づかないし、窓ガラスが汚れていようが、むしろそれは自分にとって好都合。汚れで窓ガラスの透明度がなくなれば、カーテンを引く手間も省けるというものだ。

しかしきっと、窓ガラスのない建物というのは、建築基準法とか消防法とかで、認められていないのではないだろうか。窓がなければ換気ができないし、窓ガラスは外部からの採光の役割をなす。窓ばかりの建物の画像を見ると、よく見れば窓枠がしっかりあり、きっとその窓枠1つ1つの強度が十分なのだ。だから窓ガラスが多くても、強度的にも建築が許されているのだと思う。

窓のない部屋が本当は理想だということは、実は自分は、アナグマとかモグラとか、前世はそんな、動物だったのかもしれない。マンガで表すと、工事現場のヘルメットにサングラス姿のモグラは、まさに今の自分とかぶる。土を掘って地中でひっそり過ごすように、自宅にこもって四角い箱の前でゴソゴソしている。うっかりカーテンを開けたら、窓ガラスから差し込む光に驚き、まるで日光を浴びたら死んでしまう吸血鬼ドラキュラのように、慌てて身を隠すのだ。

窓のない部屋には憧れるが、窓だらけの部屋なんて、自分はきっと、1分だってじっとしていられないだろうと思う。