昔は窓にガラスがなかった

mukashi_mado
週末のバラエティ番組で、何匹かの日本犬を、複数の人間で飼育するというものがあります。子どもが好きでよく見ているのですが、その番組の中で犬たちが住んでいるのは飼い主たちが手作りした小屋。犬小屋です。犬にあわせて犬小屋もそれぞれですが、作られた窓から顔を出す犬もいて、なんとも可愛らしいです。でもふっと、窓にはガラスがあるものという常識は、いつから始まったのだろうと思いました。犬小屋でさえ、窓が作られるのですから、普通に私たち人間が住む家には、窓があって当たり前です。しかしガラスのなかった時代には、窓にガラスはなかったのではないでしょうか。私はガラスのことについても、歴史についても全く詳しくありませんので、想像でしかありません。でも1番最初に窓にガラスをつけた人は、いえ、ガラスを作った人自体が、素晴らしいなと思います。

私は関東在住ですが、夏は暑く、冬は寒いです。夏場は窓ガラスを開け、網戸にして風を取り込みます。よっぽど暑い時は、また窓ガラスを閉め切って、エアコンを稼働させます。冬場は窓ガラスをぴったり閉め、暖房の暖かさを外部に逃さないようにします。夏場は太陽が高い位置にありますから、室内までガラス越しに日光が射しこむことはありませんが、冬場は窓ガラスを通して陽光が差し込み、部屋を暖めるのに一役買ってくれます。これが、もし窓にガラスがなかった、暑さも寒さもダイレクト。夏場の蚊だって出入りし放題ですから、昔の人たちの暮らしはさぞ大変だったのじゃないかと想像できます。

ガラスは便利ですが、割れたら危ないとか重量があるとか、そんな理由で最近では、プラスチック製品を選ぶことも多いのです。でも窓ガラスは、ガラスだからこその透明度があって、他の物では代替できないと思います。ガラスはどのような用途のために作られたものか知りませんが、最初に窓に入れた人は、本当に素晴らしいですよね。